欧州等では新築のビルよりも古いビルの方が資産価値が高いと言われています。躯体のコンクリートの耐久性が評価されるからです。日本でも今後の建造物には、同様の価値観が生まれて来るでしょう。
 一般的なRC造の建築物に使用されるコンクリートの材料コストは総建築費の僅か5%程度にすぎません。
 コンクリートの品質を向上させる事は建物の価値を高くする為にはとても効率的な方法と言えるでしょう。プレミアムコンクリートはコストアップを最小限に押さえた高品質なコンクリートの提案です。

 プレミアムコンクリートは使用する細骨材(砂)の一部を高強度コンクリート等に使用されるJISA6207のシリカフュームと置き替える事により製造出来るので建築基準法37条に抵触する心配は無く、大臣認定を取得する必要も有りません。
 出来あがったコンクリートはⅡ類のコンクリートとして出荷出来ます。(プレミアムコンクリートをJIS標準化した工場で有ればⅠ類で出荷可能)

 生コンクリートに使用されるセメント量の僅か3%程度の細骨材(砂)を高純度のシリカフュームに置き替えるだけですので、@2400/㎥程度のコストアップですみます。

 超微粒のシリカフュームを混合したプレミアムコンクリートは密実なコンクリートであり、鉄筋の腐食を押える事は数々の文献で明らかになってます。

 プレミアムコンクリートに使用されるマイクロシリカは古くからミックスタイトの称号で優れた防水剤として評価されています。

 セメント粒子間へのマイクロシリカ充填効果(マイクロフィラー効果)により生コンクリートの強度も向上します。